【相模原市南区】大凧はなぜ赤と青の2色?塗り方にルールがある?大凧の文字に隠されたトリビアを紹介!
本番まで1カ月に迫った「相模の大凧まつり」に向けて着々と準備が進んでいます。2025年は5月4日、5日の2日間、相模川新磯地区河川敷会場で行われる予定です。毎年、大凧まつりに向けて前年の10月頃から準備を開始し、半年以上かけて大凧作りが行われています。そんな大凧作りの作業手順の一つ「題字書き」が3月に行われると伺い、新戸にある相模の大凧センターを覗いてきました。玄関から入ると目に飛び込んできたのが、14.5メートル四方、約950kgもの八間凧(はちけんだこ)。10数名が手分けして一斉に色を抜っていきます。
「相模の大凧」には、その時々の世相を反映したものが題字として書かれることが特徴です。漢字2文字で、右上の文字は太陽の赤、左下の文字は大地の緑を表す色を使って描かれます。保存会の方によると、文字の色は顔料を使っており、赤よりも青の方が毒性が強いんだとか。
一見、粗く塗っていると思われそうですが、この塗り方にはちゃんとルールがあるんです。まずは「書き順と同じ方向に塗ること」。実は下書きとして青い字で矢印が書いてあり、この矢印に沿って塗っていきます。
そしてもう一つのルールが「べたべた塗るよりも、わざと白の余白を残すように塗ること」。こうすることで、太陽に透かした文字が見えやすくなるそうです。粗く塗っているように見えるのにはちゃんと理由があるんです。
顔料が入ったバケツのふちでハケの筆先をしごいて、水分をできるだけ落としてカラカラにしてから塗るのがコツだそう。乾くと文字の色が変わるので、塗りたての色が見られるのは今だけの貴重な光景です。
「相模の大凧保存会」の名前書きも重要な役割。墨汁で塗っていますが、はみ出さないように先に黒いペンで縁取りされているそうです。
大凧センターの2階ギャラリーには歴代の相模の大凧の縮小版が飾られていました。最も古いものだと1887(明治20年)の「儲と大当たり」。その後、大正時代からは現在と同じ「2文字」が起用されていました。
今年はどんな大凧に仕上がるのでしょうか?気になる方は完成した大凧を見に、河川敷に足を運んではいかがでしょう。
相模の大凧センターはこちら↓